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サスペンション RSサンツアーのストローク(トラベル)変更 裏技 コストコMTB

 

サスペンション RSサンツアーのストローク(トラベル)変更

 コストコで購入したマウンテンバイク「ノースロック  XC27」についていた、フロントサスペンションSR Suntour XCE 27.5」のストロークは80mm となっている。

 

 このサスペンションは、調べてみると内部の部品交換等で100mmストロークに変更可能のようだ。

 

ストローク変更するには

 ストローク変更するには、サスペンション内部のスプリングを100mmストローク用のものに交換し、今入っているダンパースペーサーを取り外す必要がある。

 

 しかし、今回はお金をかけずに、見た目だけ100mmストロークにしてみた。

 

 実際は80mmストロークのままだが、インナーチューブが2cm伸び、見た目は100mmストロークとなるため、ハンドル位置がその分高くなり、体が起き上がり乗車態勢が楽になることにより、車両コントロールがしやすくなる。

 

RSサンツアーの分解方法

 RSサンツアーのトップキャップを外すために写真のような専用工具が必要だが、そんなに精度も必要ないため、「RISK」というメーカーの激安工具を購入した。

(今回使用したのは、12T 側の工具)

 

 工具を使用しトップキャップを取り外す。

 

 トップキャップが外れると、上部からスプリングが出てくる。

 

 サスペンションの下側についている、ボトムナットを取り外す。

 

 ボトムナットを外したら、アウターケースからインナーチューブを抜き取ることができる。

 

 内部のダンパースペーサーを取り外すために、インナーチューブ下端についているナットを取り外す必要があるが、ロッドが供回りして外れない場合は、インナーチューブの内側から長い六角レンチ(ヘキサゴンレンチ)でロッドを抑えるか、外側からロッドのねじ山を潰さないようにプライヤー等で挟んで固定してもよい。

 

 ナットを外すとインナーチューブ内から、ロッドを引き抜くことができる。

 

 上の写真の、一番左下に工具で指し示しているパーツが、ダンパースペーサーなので、このパーツを抜き取る。

 

 これでインナーチューブが今までの80mmから更に20mm外側に出るため、100mmストロークとなる。

 

見た目100mmストロークにするための自作スペーサー

 本来であれば、このダンパースペーサー(長さ20mm)を抜き取り、100mmストローク用のスプリングに入れ替え組み立てれば、100mmストロークに変更可能だが、今回は、最初に説明したとおり、お金をかけずに見た目のみ100mmストローク化するため、今まで使用していた80mmストローク用のスプリングを使用する。

 

 そうすると、ダンパースペーサー(長さ20mm)を抜き取ったことにより、全体の長さが20mm足りなくなるため、スプリング側に自作の20mmスペーサーを入れることにした。

 

 

 自作スペーサーの作り方は、スプリングと同じ径の直径23mmの塩ビパイプを長さ20mmに切断するだけ。

 

 サスペンションを元通りに組み立て、スプリングの上部に先ほど作成した自作スペーサーを入れ、トップキャップを閉めれば完成。

 

 施工前(80mmストローク

 

 施工後(100mmストローク ルック)

 

 計画どおり、見た目100mmストロークとなったためルックスは良くなり、ハンドル位置も上がり乗りやすくなった。

 

 これで、更にコントロール性が上がり、色々なアクションもやりやすくなった。