MTB ノースロック XC27 をカスタム(ステム ハンドル グリップ交換の方法)ポジションの適正化 DIY
ノースロック XC27 をカスタム
最初にカスタム後の写真を載せたが、激安マウンテンバイク「ノースロック XC27」 のハンドルバー、ステム、グリップを交換したので、その方法などを紹介する。
このマウンテンバイクは、自分には少しサイズが大きく、ハンドルの位置が低くて遠かったため、ステムを短くして、ハンドルのライズ(高さ)をアップした。
ハンドルバーの交換
ノーマルハンドル(写真右)は650mmのスチール製と思われる、重たいハンドル(555g)(メーカ不詳)だったので、「Nukeproof Neutron V2 アロイライザーバー(800mm 38mmライズ 370g)」(写真右)に交換した。
ステム交換
ステムは、ノーマルの55mm(131g)(メーカー不詳)(長い方)から、「Brand-X Enduro MTB ステム(35mm 119g)(短い方)」に交換した。
交換方法
それでは、ここから交換する方法を説明しようと思う。
グリップの脱着方法
先ずは、ハンドルからグリップを取り外す方法だが、グリップの端に固定金具がついているロックオングリップであれば、固定金具を緩めるだけで簡単に脱着できるが、「ノースロック XC27」は、ロックオングリップではなく普通のグリップがついていた。
このようなグリップは、写真のようにハンドルとグリップの隙間から、パーツクリーナーを注入すると潤滑剤となりグリップが回り取り外しやすくなる。(パーツクリーナーは油分を除去し、速乾性なので良いが、潤滑油等を使用すると後で掃除するのが面倒なのでやめた方がよい)
グリップが取れたら、ブレーキレバー、シフターを取り外す。
ステムの交換方法
ステム横の固定ボルトを緩める。
トップキャップのボルトを緩めてトップキャップを取り外す。(この時、作業台等に自転車を固定して、前輪が浮いた状態だとボルトが外れた際、サスペンションが下に抜け落ちるため注意しよう)
トップキャップを取り外し、ステムを上に引き抜く。
次は取り付け
新しい(ノーマルより短い)ステムをコラムチューブに差し込む(この時はステムの固定ボルトはまだ締めてはいけない)。
ステムの上端がコラムチューブより少し上に出ているのを確認したら、トップキャップを取り付ける。(ステムがチューブより上に出ていない場合は、ステムの上か下にスペーサーを挟み調整する)
トップキャップを取り付けるが、後でボルトの締め付けは調整しながら行うため、この時は仮止めにしておく。
ステムに新しいハンドルバーと、シフター、ブレーキレバーを取り付ける。
次にグリップを取り付けるが、外したグリップを取り付ける場合は、再度パーツクリーナーをグリップ内部に吹き付け、ハンドルに差し込めば良い(パーツクリーナーが乾いてもグリップがズレるようであれば、接着剤を少し付ける)。
今回は、自宅にロックオングリップの在庫があったので、それを取り付けた(写真右)。
ロックオングリップは、グリップの端に付いている金具をネジで固定するだけで取り付け可能で、取り外しもネジを緩めて固定金具を緩めるだけで簡単にグリップが外れるため、おすすめだ。
最後に、トップキャップのボルトを締め付けるが、フロントブレーキをかけた状態で車体を前後に揺らしながら、ガタがなくなるまでこのボルトを締め込んでいく(締めすぎるとベアリングがゴリゴリしたり、スターファングルナットが抜けてしまうので注意)。
ガタ付きがなく、スムーズにハンドルがきれる状態までトップのボルトを締め付けたら、ステムをしっかり固定して取り付け終了だ。
交換後のレビュー
見た目もカッコよくなり、乗った感じは、思ったとおりハンドル位置が高く近くなったため大変乗りやすくなった。
ハンドル幅もダウンヒルで乗り慣れている800mm幅なので、安定感がアップし違和感なくアクションができるようになった。(600mm幅を越えるハンドルがついた自転車は歩道は走れないため注意しよう)
ハンドル、ステムの交換で乗りやすくなったが、トライアル的なことをして遊ぶとブレーキ(機械式ディスクブレーキ)の効きが悪いので、次回はブレーキローターを大型化してみようと思う。