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専用工具がなくても MTB に サスペンションを自分で取り付ける方法 DIY(FOX 36)

 

サスペンションを自分で取り付ける方法

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 今回は、マウンテンバイク(自転車用)のサスペンション(フロントフォーク)「FOX 36」を、自分で取り付けてみた。

 

 ロックショックスでも、なんでも基本的に取り付け方は同じだ。

 

コラムカット

 まずは、コラムのカットだが、フレームの高さ(ヘッドパーツ含む)、ステムの高さ、ハンドル位置調整のためのスペーサーを入れる長さが必要なので、最低でもその長さが必要だ。

 

 その長さを測定したら、(ステムやフレームを変更した時に今のパーツの高さより高さが高くなるとコラム長が足りなくなるので)測定した長さより少し長めに設定しておこう(あまり長いと格好悪いし、転倒した時胸に刺さって痛いので程々に)。

 

 長さが決定したら、最初の写真の様に、使わないスペーサーなどでガイドを作りその長さで切断する(自分はパイプカッターを持っていないので、金ノコで切断したが、パイプカッターがあれば簡単に切断できる)。

 

 切断面はヤスリで滑らかに整えておこう。

 

スターファングルナットの取り付け

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 コラムカットができたら、次はスターファングルナットの取り付け。

 

 スターファングルナットとは、コラムチューブの上部からパイプ内に打ち込み、サスペンションとステムでフレームを挟み込んだ後、ステムの上部からボルトを入れ、このスターファングルナットでサスペンションを固定するものだ。

 

 通常は専用工具でコラムの上から打ち込むのだが、そんなものは持っていないので、発想の転換で、打ち込むのではなく、引っ張り込む作戦で取り付けた。

 

 方法は、スターファングルナットにピッタリねじ込めるサイズの長いボルト(頭がついていないもの)とワッシャー、ナットを3つ程ホームセンターで購入しよう。

 

 写真の様に、スターファングルナットの上下をナットで挟み、コラムの上から差し込む。

 

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 コラムの下からボルトが出てきたら、写真の様に、なんでも良いのでナットを締めこんでも曲がらない強度を持った板などを取り付け下側からナットを締める。

 

 これでコラムの上下をスターファングルナットと板で挟む形となった。

 

 あとは下のナットを締めこんでいけば、ボルトが下側に引き込まれ、スターファングルナットがコラムの中にめり込んでいく。

 

 コラムのてっぺんから、スターファングルナットが1センチほど入れば良い。

 

 コラムが入ったら、自作の「ホームセンター激安簡易工具」を取り外して完了

(この方法は最後にリンクあり)

 

下玉押し打ち込み

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 次に自分のフレームに付いているヘッドパーツの下玉押しをコラムに打ち込むのだが、ここで注意

 

 写真に2つの下玉押しが写っているが、左は昔からよく使われている1–1/8(オーバーサイズ)、右が1–1/2(1.5)

 

 FOX 36はコラムが1.5サイズなので右のものが必要だ。

 

 自分のサスペンションに合ったサイズの下玉押しを用意しよう。

 

 ここでも通常は専用工具を使用して打ち込むのだが、もちろんそんな物は持っていないので、ホームセンターでコラムの下玉押しがはまるところの外形より少し大きめの内径の「塩ビパイプ」を購入し、下玉押しの上から塩ビパイプを被せて、ハンマーで塩ビパイプを叩き、コラムの根本まで打ち込むことができる。

 

(この方法も過去の記事で紹介している)

 

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 下玉押しを打ち込む前に、チューブにグリスを塗っておこう。

 

 塩ビパイプがなくても、平衡を見ながら、当て木などを下玉押しに当ててゆっくり打ち込んでいけば打ち込み可能だ。

 

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 隙間がない様にしっかりと打ち込もう。

 

フレームにサスペンションを取り付ける

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 ここまで出来たら、下玉押しにグリスを塗って、フレームの下からフォークを差し込み、フレームの上にスペーサー、ステムを差し込み、スターファングルナットとボルトでガタがなくなるまで締め込み(締めすぎるとベアリングがゴリゴリしたり、スターファングルナットが抜けてしまうので注意)、ステムをしっかり固定して取り付け終了

 

  写真はちょっとコラム長が長いのでもう少し切断しても良いかもしれない。

 

 ブレーキキャリパーの取り付けはまたアップ予定