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MTB ノースロック XC27 をカスタム ブレーキの効きをよくする(ブレーキローター キャリパー交換方法)DIY

 

ノースロック XC27 をカスタム ブレーキの効きをよくする

 激安マウンテンバイク「ノースロック XC27」 のハンドルバー、ステム、グリップを交換した結果、ポジションも良くなり、安定感が増し、ノーマルに比べると格段に乗りやすくなった。

 

ブレーキの効きが悪い自転車は危険

 しかし、ノーマルの「テクトロ メカニカルディスクブレーキ(ローター径160mm)」は普通に街乗りするには十分だが、トライアル的な遊びをすると、やはり効きが悪いと感じた。 

 

 ウイリー走行をする時に、後方にまくれそうになった際、後輪にブレーキをかけて修正するのだが、そのような時にブレーキレバーに指一本掛けでは効きが悪く、危険だ。

 

ローター径を変更する

 油圧ブレーキに交換すれば一番良いが、せっかく安いMTBを購入し、メンテナンスも楽な機械式ディスクブレーキなのにそれは勿体無いので、自宅に在庫がある、径が大きいローターに交換してみた。(ブレーキローターの直径を大きくすると、重量は増加するが、ブレーキの効きは良くなる)

 

 マウンテンバイク(自転車)ディスクブレーキのローター脱着、ローター径の変更、台座(アダプター)等について紹介する。

 

 「ノースロック XC27」は、前後ともテクトロの160mmローター(111g)がついている。

 

 わざわざ新しいローターを購入するのも勿体無いので、自宅に在庫がある、シマノの180mmと200mmのローターを取り付けることにした。 

 

 テクトロからシマノになるが、メーカーが変わると、厚さ材質等が微妙に変わるが、今までの経験から特に問題はない。

 

先ずは、後輪のローターを200mmではやり過ぎな感じがするし、フロントより後輪のローターが大きいのも不自然なので、在庫の「シマノ SLX 180mm(140g)」に交換した。

 

ブレーキローターの交換方法

 シマノのセンターロック方式もあるが、この自転車は、ボルトで固定してある方式だ。

 

 写真のとおり、トルクスレンチ(星型レンチ)を使用するボルトで固定されているだけなので、トルクスレンチを使用して、160mmから180mmのローターに付け替える。(締め付けトルクはトルクレンチを使用した方が良いが、そんなものは持っていないので、いつもどおり感覚で締め付けた)

 

ブレーキマウント

 ローター交換はそれだけのことだが、ローターの径が変わると、フレーム側のブレーキキャリパー取り付け台座を、それに対応した台座(アダプター)に変更する必要がある。

 

 写真のものは後輪の160mmローター対応の最初からついていた台座の写真だ。

 

(写真の台座に記載のとおり、同じ台座で、リアに使用すると160mm、フロントフォークに使用すると180mm対応となる)

 

 今回、自宅に在庫の台座の中に、リア用180mm対応台座がなかったため、フロントフォーク用203mm台座を後輪に使用し180mm対応の台座とした。

 

 対応の台座(アダプター)を使用して、このとおりピッタリ取り付けることができた。

 

 これはポストマウントと言って、自転車の前後方向にボルトが入ってキャリパーを取り付ける方式で、しっかりキャリパーを固定する前に、キャリパー取り付けボルトを緩めた状態でブレーキを握り、その状態でキャリパー取り付けボルトをしめれば、センターが出るため、簡単に取り付け可能だ。

 

 最近、あまり見ないが、IS(インターナショナルスタンダード)方式は、自転車の横方向にボルトが入るため、ワッシャー(座金)を使って、キャリパーのセンター出しをしなければいけないので面倒くさい。

 

 次はフロントのローターを在庫の「シマノ SLX 203mm(175g)」に交換する。

 

 203mmはダウンヒルバイクと同じ大きさで、明らかにオーバースペックだが、在庫がこれしかないので仕方がない(少し重くなるが、効きが良いに越したことはない)。

 

 ローターの交換方法は、後輪で説明下のようと同様だ。

 

 フロントサスペンションは、そのサスペンションによって、推奨のディスクブレーキローター径がある。

 

 その径のブレーキローターを使用すれば、台座(ブレーキマウントアダプター)を使用することなくブレーキキャリパーを直接取り付けることが可能だ。

 

 今回は、「SR Suntour XCE 27.5」がついており、このサスペンションの推奨ローター径は160mmなので、ノーマルの160mmローターなら台座なしでそのままキャリパーを取り付けできていたが、203mmのローターに交換するため台座が必要となる。

 

 203mm台座(アダプター)を取り付ける。

 

 ブレーキキャリパーを後輪と同様の方法で取り付け完成

 ディスクブレーキは、ブレーキパッドやローターを交換した後は、当たりが出るまで効きは悪いので注意しよう。

 

交換後のレビュー

 少し乗った結果、まだ完全に当たりは出ていないが、明らかに効きが良くなり、トライアル的な乗り方でのアクションが容易になったし、街乗り、もちろん山やコースでも間違いなく性能アップした。

 

 レース用のマウンテンバイクは別に持っており、このマウンテンバイクは、通勤、普段使い、トライアルごっこ的な遊び等に使用するだけなのでこれで十分だ。

 

【2023.6 追記】

 リアのブレーキの効きをよくするため、ノーマルの160mmローターから、180mmローターに交換していたが、やはりまだ少しブレーキの効きが甘く、ウイリーで後方に倒れそうになった際のリカバリーに不安があった。

 

 そこで、在庫にリアの200mm用台座(マウント)があったので、リアを200mmローターに変更した。

 

 その結果、ブレーキ性能はさらに上がり、不安は無くなった。(当たり前だが、やはりワイヤー式ディスクブレーキは、油圧に比べると効きが悪い)

 

 フロントブレーキは160mmから200mmにアップしていたが、サスペンション(RSサンツアー XCE28)の説明をよく見ると、最大ローター径が180mmとなっていた。

 

 200mmは、やり過ぎ感があったし、なんとなく規定値から外れて使用するのは気分が良くないので、最初から付いていた160mmローターに戻した。(本当は180mmローターにしたかったが、在庫に適応のブレーキマウントがなかったことと、160mmでもリアほど効かなかったわけではなかったため)

 

 このまま少し乗ってみて、フロントも効きが悪いようなら、台座(マウント)を購入し180mmローターに交換しよう。